コロナ前、中、後の買取市場の変化

コロナ前、中、後の買取市場の変化 コラム

2019年末から世界中で蔓延した新型コロナウィルスが、ある意味で時代の変わり目となりました。

コロナ禍を経た現在、時代の変わり目と共に、モノの“買取市場”ではどのような変化があったのでしょうか。

所有しているモノを売りたいと思った時、コロナ前は高値で売ることが出来たモノが今も高値で売ることはできるのか、さらに今どのようなモノが注目されているのかチェックしておきましょう。

モノの買取市場とは

買取市場とは、商品やサービスを買い取り、それを再販する市場のことを指します。
そのなかでも一番身近なのがリサイクルショップだと思います。

リサイクルショップでは顧客から中古品や不要なモノを買い取り、それを修理や清掃などをして再度売れるような状態にして再販します。
買取市場の中でも、リサイクルショップは特に中古品や再利用品に焦点を当てています。

その他にもゲーム買取専門店やお酒の買取専門店など、それぞれの分野に特化した形態もあり、それぞれの分野の評価で、古ければ古いほど高価なモノや、新しいモノの方が高価なモノなど多種多様です。

近年では、リサイクルショップや買取の専門店へ行かずとも、自身で要らなくなったモノをフリマサイトに出品することも可能で、”買取市場”というものをより身近に感じるようになったのではないでしょうか。

コロナ前の買取市場

コロナ前の買取市場では、主に高級ブランドの衣類や、アクセサリー、家電製品や古美術品などが一般的でした。
需要は安定していて、特に季節や期間限定品、人気の定番アイテムの買取が盛んでした。

また、ネットオークションやフリマサイトなどの成長に伴い、ユーザーは手軽に商品を売買できる環境が出来上がっていました。

コロナ禍の買取市場

コロナ禍には、需要の変動が見られました。

リモートワーク関連商品の買い取りの増加

外出の制限によって、リモートワークや自宅での過ごし方が重要になり、それに伴った商品の買取が増加しました。
主に自宅で使用するための健康機器や、在宅ワーク向けの椅子やデスクなどの家具が、一時的に高騰しました。

一方で、外出するからこそ使える高級ブランドの衣類やアクセサリーなどの需要が低下し、経済の不安定さも相まって中古市場が抑制されました。

コロナ後の買取市場

コロナ後は、需要が回復しつつ買取市場も変化を遂げています。

SDGsが多く謳われるようになって、持続可能性や環境への意識の高まりが市場に影響を与えています。
再利用やリサイクルに対する需要が拡大し、”長く価値が保たれる”商品への関心が高まったことで、再度、ブランド品や高品質な商品の買取が強化されました。
また、ブランド品や高品質なアイテムは投資の対象としても注目を集めています。

また、テクノロジーの進化により、古いデジタル製品や家電製品の買取は減少しました。
それによって、買取市場にも新しい機能や高性能なモノが求められるようになりました。
さらにデジタルアートの売買が普及したことで、今後は形がないモノも買取市場
に出回るようになるでしょう。

まとめ

コロナ前からコロナ禍、そして今後、買取市場は社会の変化や消費者の嗜好に応じて柔軟に変化しています。

今後は、さらに持続可能性や高品質へのニーズが強まり、テクノロジーの進化も市場の方向性を大きく変えていくかもしれませんね。

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