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光市は、山口県の東南にあり、瀬戸内海の御手洗湾に面した海の町です。

向いには「大水無頼島」という無人島、離れたとこに「尾島」、「牛島」もあります。

瀬戸内海国立公園の一角で、景観地が多いです。この地で生まれた偉人も多く、初代総理大臣の伊藤博文や、女性参政権獲得に努めた高橋千代、玉井喜作という明治時代の国際的ジャーナリスト、がおります。

伊藤博文氏は光市（旧大和町）に生まれ、現在生家が「伊藤公記念公園」内にあり、同時に彼が歩んだ道のりを資料にまとめて展示した「伊藤公資料館」もあります。

市の北東には「石城山」という標高３６２メートルの山があり、こちらの周囲は「石城山県立自然公園」と指定されています。別名「西ノ富士」と言われ、山頂付近には「石城神社」もあります。幕末の頃は「第二奇兵隊」が駐屯し、軍事訓練していた「練兵場跡」もあります。他にも古代山城があったとされる「石城山神籠石」があります。

「冠山総合公園」内のコバルトラインの中継地点にある「萩の平展望台」は瀬戸内海を一望できるスポットで、夜になると光市の工業地帯のライトが見えます。

市の南東には海の突き出したかのように伸びる室積半島があり、さらに奥には、まさしく象の鼻のように伸びる「象鼻ヶ岬」もあります。こちらは、天の橋立になぞらえて周防橋立てとも呼ばれます。

こちらの岬が天然の防波堤になり、波はいつも穏やかだそうです。そのため、室積は港町として栄え、北前船が寄港する潮待ち・風待ちの港町でもありました。「海商通り」にはかつての名残がある家々が見受けられます。「光ふるさと郷土館」はこれらの代表格です。

さらに奥へ行くと「室積みたらい公園」に出て、象鼻ヶ岬を眺めることもできます。また、海岸線には「みたらい燈籠堂」もあります。

交通は光駅や岩田駅などを通る山陽本線の電車があり、山陽自動車道はかすかにかかっている程度で一番最寄りは市外の熊毛ICになります。海岸には室積港と牛島をむすぶ牛島海運という航路があります。