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岡山市北区は、岡山市の４つある行政区の一つです。

岡山市の半分以上の面積があり、人口も４０％ほどは担っております。

市街地には半田山、京山、吉備の中山などの里山と同居し、さらに北は中国山地の面々が聳えています。

旭川のデルタ地帯には三つの丘があり、それぞれ「岡山」、「石山」、「天神山」があります。はじめ、この石山に宇喜多直家が城を建てて、その後、岡山に息子の秀家が「岡山城」を建てたそうです。現在、岡山城の周辺は「鳥城公園」になっております。

江戸時代には岡山藩となり、岡山藩はのちに日本初の藩校「岡山藩藩学」を開きます。藩校とは藩が藩士の子供たちに教育を施すところですが、当時の藩主・池田光政が行ったとされ、のちに江戸幕府が開く藩校・湯島聖堂より早いらしいです。現在、こちらの跡地には「岡山市立岡山中央中学校」があります。

光政は統治者として優れた人だったらしく、その他にも治水工事など目覚ましく功績を残し、その他にも日本初の庶民に開いた学校「閑谷学校」など今日の岡山県の教育レベルの礎を築きました。この閑谷学校は現在でも残っております。

岡山藩・二代目藩主の池田綱政はさらに岡山城の近くに「後楽園」を建てます。季節の花々が咲き誇る大庭園です。

後楽園、旭川東岸には「岡山神社」があり、かつてはここに岡山城の本丸があったそうです。そして、後楽園外苑には「岡山県立博物館」があります。

また、岡山城内堀の西側には「林原美術館」があり、ここには収集家だった林原一郎氏のコレクション、そして岡山藩主池田家の数々の品があります。

岡山城からあまり距離を置かずに岡山県の交通の中心である「JR岡山駅」があります。こちらは日本の全ての新幹線が停まる巨大な四国・中国地方で一番のターミナル駅です。駅前には岡山県発祥かもと言われている「桃太郎像」もあり、重要な象徴として佇んでおります。

毎年、年末近くには「おかやま桃太郎まつり」が行われます。駅の周囲にはまた路面電車の「岡山電気軌道」。岡山駅近くの繁華街には「高野山真言宗　金剛寺」もあり、また飛鳥時代に建てられたといわれる「吉備津彦神社」もあります。北長瀬駅の近くには野球やコンサートの舞台にもできる広大な「岡山ドーム」もあります。