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室蘭市の南部には「絵鞆半島」があり、「室蘭港」という天然の良港もあります。

明治５年に開港し、北海道の開拓に大きく貢献しました。

北海道に幌内炭鉱ができたことで、この室蘭港からも石炭を運ぶことになります。やがて、日米の共同で日本鉄鋼所という会社ができます。過去には石油の製造も行い、室蘭市は重化学工業都市として大きく発展します。

「鉄のまち室蘭」と言われる所以です。

半島の曲がった部分には、「白鳥大橋」がかかって、本土と絵鞆半島を結ぶ陸路となっています。東日本最大のつり橋で、通行無料の橋です。

絵鞆半島の最南端には「祝津公園」があり、テニスやサッカーが楽しめる場所もあります。

この近くには「室蘭民報みんなの水族館」があり、毎年４月下旬から10月中旬までですが、その間は無休で運営しています。北海道最古の水族館らしく、「アブラボウズ」や、ペンギンやアザラシ、トドなどのショーもあります。

春から夏にかけて室蘭の近海ではイルカやクジラ、オットセイなどの海洋生物が見られるらしく、ウォッチングも人気です。

半島の先端から海で少し離れたところには「大黒島」という小島があり、周囲７００メートルくらいの大きさしかないですが、ここには伝説があります。英国船の水兵が亡くなり弔ったら、まるでその死を悼むかのように大黒島で黒百合が咲いたらしいです。

絵鞆半島の大西洋よりのとこには「地球岬」があります。壮大な名前ですがこちらはアイヌ語の「チケプ」からきており、意味は「断崖」です。

令和４年には室蘭の港が開かれて１５０年目、市政が開かれるのは１００年目を迎え、各種イベントを行い、セレクトショップ「ＢＥＡＭＳ」とコラボもしました。