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札幌市は北海道を代表する市で、県庁や石狩振興局もあります。

人口が５０万人を超えて１９０万人以上おり、政令指定都市に認定されました。

全部で１０の行政区があり、

『中央区、北区、東区、白石区、厚別区、豊平区、清田区、南区、西区、手稲区』

が、あります。

北海道はこの札幌市から開拓が始まりました。

黒田清隆が主導し、潤沢な予算もあったので外国人技師を何人も雇います。黒田氏は当時の合衆国大統領と面会し、その縁で、当時の農務長官、ホーレンス・ケプロンの協力を得て、彼が開拓使最高顧問になりました。

彼がいなかったら、のちのクラーク博士もここに来なかったでしょう。

その他にも、都市デザインには佐賀藩出身の島義勇が活躍しました。

京都の町をお手本にしたらしく、碁盤のように規則正しく、整理されています。

中央区には歓楽街のススキノがあり、石狩振興局、札幌市役所、そして北海道全体をまとめる北海道庁。

白石区は宮城県白石市から白石城の人達が開拓した歴史とそれにまつわる神社があり、北区は広大な農地、クラーク博士でおなじみの札幌農学校。東区には日本の乳製品を代表する雪印の本社があり、南区では１９７２年の札幌オリンピックの開会式が行われ、手稲区はスキーやスノボーができるゲレンデが有名で、こちらも札幌オリンピックに関わり、スキー競技の会場として鮮烈に当時の人々の記憶に残りました。

金銀銅のメダルが全て日本人独占となった記憶は、７０年代を生きた人々には強烈だったでしょう。その場所ともなった「手稲山」は、札幌市全体を見渡せます。